5月16日のリサイタルは開催します。

リサイタルがせまってきましたが、世の中の状況は先が見えません。

ただ、音楽の友ホールは閉まらないそうですので、予定通り私は14時から演奏を始めます。
録音もしていただく予定です。
プログラムなどの準備もあらかた済みましたので、私自身が当日のその時間を大事に楽しめたら、と思います。

ホールが都心にあることもあり、来られることに不安を感じられる場合は、どうぞご遠慮ください。
予約されていらした方もどうぞお気になさらないようにお願いします。
当日は検温させていただき、予約券を見せていただいたら、入場券代わりにプログラムをお取りいただく形で入場していただこうと思っております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

5月16日のリサイタルのチラシができました。

コロナやオリンピックなど、先が読めない日々が続いていますが、ホールが開いている限り、開催する方向で動いています。
ホールは席数を半分として、出来る限りの感染対策をとるつもりですが、ご無理なくご来場されるか判断していただきたいと思います。
音楽の友社ホールは響きの良いホールで、今回、ベーゼンドルファーインペリアルのピアノを使用します。その豊かな美しい音を楽しんでいただきたいと練習に励んでいるところです。

2021年5月16日に音楽の友ホールにてコンサートを開きます

ショパンエチュードop.25-1「エオリアンハープ」について

ショパンがこの曲を演奏するのを聴いたシューマンが次のように述べているそうです。

嵐によって一瞬にしてすべての音が軽やかに鳴るエオリアンハープを頭に思い浮かべるように。
またピアニストの手から、あらゆる種類の幻想的な音のアラベスクが入り交じって流れるように。
そして荘重な低音の響きと繊細なソプラノの音が同時に連なって聞こえてくるようにする。
そうすれば、全体からエオリアンハープの音色のイメージが浮かび上がってくるであろう。

(コルトー版「ショパンエチュード」より)

つまり、この曲は、ソプラノとバスの旋律が基盤となる響きを形成していて、その中に反進行でうねる2本の分散和音が柔らかく、軽やかに響き合っているのです。
1つ1つの音がすべて聞こえるけれども、粒だちしないでうねっている和音の上に、メロディーが聞こえ、時にテノールの歌も聞こえる、まさに妙なる調べの曲なのです。

そのため、指はできるだけ立てないで、鍵盤に置いた形で弾き、手の重みを加減することで、強弱の変化をつけていきましょう。
響きの増減が自在にできるようになると、その中から浮かび上がるメロディーも表情をつけてきます。

内側のうねりの美しい響きを成立させるには、音がずれないこと、バランスがとれていることが必須です。
また、浅く弾くだけでなく、指をはなす時の衝撃音も出さないように気をつけましょう。

そして、外側のメロディーは、スラーに留意して、音が飛ぶ時もぶつ切れにならないように、最短距離で、飛ぶ角度も考えて弾きましょう。音質も考えてください。

つい、フレーズごとに止まりそうになったりしますが、できるだけ、速度記号に従って流れるように弾き、盛り上がりが作れると、ため息が出るような美しい曲が生まれるでしょう!

ショパンエチュードの勉強会について

「エオリアンハープ」の勉強会を3月15日に予定しています。

また、コロナの影響で君津のホールが休館になってしまい、先の見通しが立ちませんが、ともかく、各自取り組んでいただきたいと思います。

コラムに留意点を書きましたので、ご覧ください。

あけましておめでとうございます。

昨年はコロナのことを常に気にしつつ、行動する1年でした。
レッスンや弾き合わせの会をやっていいのか、休むべきなのか迷い続けた感じです。
でも結局、幸いなことにピアノと向き合い、楽しむことができました。

昨年経験したことで特筆すべき出来事は横浜みなとみらいホールでの録音です。
ゴルトベルク変奏曲を再度録音しようと、君津のホールを予約していたのですが、「コロナのため、ドア全開で」と言われて困りました。
そこで、キャンセル続出の横浜みなとみらいホールに打診したところドアを閉めての録音が許可されました。

7月8日当日、この録音が、緊急宣言でホールが閉まって、再開してから最初のピアノの調律、演奏になることを知りました。
数か月クローズしていたホールにピアノの音が響き、時々ピアノの調子が乱れるものの、また立ち直り、夜まで、ピアノが元気だったことに何とも言えない感動すら感じました。(この録音は今、編集中です)

やはり、ホールも楽器も演奏されてこそで、それがストップするのは悲しいことだとつくづく思います。
コロナ禍の早い収束を切に願わないではいられません。

今年も緊急宣言のニュースが流れています。
くれぐれも気をつけつつ、また、生の音を楽しむ機会を作っていけるようにしていきたいものです。