あけましておめでとうございます。

昨年はコロナのことを常に気にしつつ、行動する1年でした。
レッスンや弾き合わせの会をやっていいのか、休むべきなのか迷い続けた感じです。
でも結局、幸いなことにピアノと向き合い、楽しむことができました。

昨年経験したことで特筆すべき出来事は横浜みなとみらいホールでの録音です。
ゴルトベルク変奏曲を再度録音しようと、君津のホールを予約していたのですが、「コロナのため、ドア全開で」と言われて困りました。
そこで、キャンセル続出の横浜みなとみらいホールに打診したところドアを閉めての録音が許可されました。

7月8日当日、この録音が、緊急宣言でホールが閉まって、再開してから最初のピアノの調律、演奏になることを知りました。
数か月クローズしていたホールにピアノの音が響き、時々ピアノの調子が乱れるものの、また立ち直り、夜まで、ピアノが元気だったことに何とも言えない感動すら感じました。(この録音は今、編集中です)

やはり、ホールも楽器も演奏されてこそで、それがストップするのは悲しいことだとつくづく思います。
コロナ禍の早い収束を切に願わないではいられません。

今年も緊急宣言のニュースが流れています。
くれぐれも気をつけつつ、また、生の音を楽しむ機会を作っていけるようにしていきたいものです。

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