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「ゴルトベルク変奏曲」のCD発売の反響

CDが発売されてから、たくさんの方たちからお手紙、電話、メールなどでご連絡をいただきました。
最初のコメントは(従兄弟なのですが)「何回も聴いて、是非ともアリアなどを自分が所属している合唱団で歌いたい」という内容で、びっくりしました。
ソロで歌うならそれもあり!とは思いましたが。
でも、ついアリアを口ずさんでしまうということは、とてもうれしいことでした。
その後、たくさんの方たちがおっしゃった言葉は、「完成おめでとう!」の後に「ピアノの音がきれい」、「癒される」、「ほっと安心する」、「気持ちが落ち着く」、「リラックスする」などで、不安症の方も落ち着かれてくるともお聞きしました。
私としてはそのような効果をねらっていたわけではないので戸惑いもありましたが、私自身、練習中に録音したものを聴いていて思わず疲れて居眠りした後、目覚めると不思議と気持ちよくなっているので、「この曲は何かそういう力があるのかしら?」と思っていたことは事実です。
(不眠症に悩むカイザーリンク伯爵からの依頼でできた曲と知られているため、眠りにつける曲のように思われたりしますが、そうではなく、眠れないと鬱々している気持ちを落ち着かせ、元気にすることを狙っていたのかもしれないと思い始めています。)

CDが出来上がる前は、「長すぎるのでは?」とか「難しすぎると感じられるのでは?」と危惧していましたが、聴いてみたら私自身一気に全曲を聴けて、繰り返して聴くこともできたのは、うれしい誤算でした。
それには、録音、製作をしてくださった小島さんの力が大きいと思います。
一方で、このような変奏曲を作ったバッハの偉大さにあらためて感服しました。

「ゴルトベルク変奏曲」のCDを発売して

6月7日に「ゴルトベルク変奏曲」のCDを発売して、2ヶ月が経とうとしています。
雑誌「ぶらあぼ」7月号に評が載ったり、Amazonに有難いコメントを書き込んでいただいて、うれしくて涙が出そうになったほか、たくさんの方たちから声を寄せていただいて、思いがけない反応もあり、自分でも驚いたりしています。
それで要望もあったので、長年取り組んできた中で考えてきたことや思いついたこと、そしてその経緯などを少しずつ、コラムに書いていこうと思います。
不定期になると思いますが、お読みいただけたら幸いです。

クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」に評と広告が載りました。

J.S.バッハ ゴルドベルク変奏曲(安藤久仁子)

雑誌「ぶらあぼ」7月号に、飯田有抄氏による評とALM RECORDSが出した広告が載りました。
「ぶらあぼ」は全国各地のホールに置かれていて、手にすることができますが、オンラインでも見ることができます。

■ ぶらあぼONLINE (掲載記事)
https://ebravo.jp/archives/144547

■ ぶらあぼ2023年7月号
https://ebravo.jp/archives/144349

■ ぶらあぼ2023年7月号 (掲載ページ)
https://ebravo.jp/digitalmagazine/bravo/202307t5gin/index.html#page=126

2022年を振り返って

前回の記事の掲載からもう半年近くたってしまいました。
個人的な事情で多忙な日々を送っていたため、手短かに今年を振り返り、来年の予定をお知らせしたいと思います。
まず、6月18日のジョイントコンサートでは出演した皆さんのレベルがぐっと上がったことを感じ、とても感動しました。
いつもよりリハーサル会の回数を増やしたので、皆さんがついてきてくださるかと不安も感じていたのですが、なんとかお付き合いくださり、その結果、それぞれの演奏の目標レベルが上がって、それぞれの個性ある音色や音楽性を楽しめる演奏会が実現できました。
それは、講師演奏活動の際などに質の高い演奏を提供することにつながってきているようで、報告を聞くたびにうれしさを感じているこの頃です。
また、10月3日にショパンエチュードop.10-8の2回目の勉強会を開きました。
3月の勉強会ではこのエチュードが狙いとすることをつかむところまでいかなかったので、再度開きました。
その結果、皆さんが見違えるような演奏をするようになり、とても感動しました。
私も10人近くの人が同じエチュードに取り組んでいるのを聴くことで、それぞれが抱えている問題が異なりながらも共通点もあることがわかってきて、その中でショパンエチュードが導いてくれる道が見えて、大変勉強になりました。
来年は5月にop.10-7のエチュードの勉強会を開く予定で、少しずつ進めています。エチュードの詳しい話はコラムに載せますので、ご覧ください。
来年の予定としては、3月12日に八千代台のサロンでリハーサル会、そして、10月9日に千葉市の美浜文化ホールでお客様をお招きしてのジョイントコンサートを開催する予定です。

釜石市から感謝状が届きました。

東日本大震災の後、6月5日に君津市民文化ホールで私のリサイタルを開催した折の収益を全額、♪ミューズの会として釜石市に寄付しました。
10年経った今年、釜石市から立派な感謝状が届きました。恐縮しました。
また、釜石市で行われるつどいの案内も同封されていました。ユーチューブで配信されるそうですので、よかったらご覧ください。

今年もコロナで振り回されていますが、他にもまだまだ大変なことがあると思います。
色々考えつつ、できることをそれぞれやっていけたら、と思います。

感謝状

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