4月11日9時50分より、ショパンのノクターンop.9-2の勉強会を豊洲シビックセンターホールで開きます。
この曲は、よく弾かれ、またあちこちで流されている人気のある曲です。
けれど、単に雰囲気のある曲というのではなく、実はショパンの研ぎ澄まされた美意識が結実した素晴らしい曲なのです。
右手は、「いつも星の下で恋人の心に愛の夢を育んでいた歌そのもの」(コルトー版より)を歌いあげ、左手で微妙に色を変えつつ、優しく美しい透明感のあるハーモニーを添えることで、詩的で夢想的な気品のある世界へ聴き手をいざなうのです。
この曲の真価を味わうためには、気持ちがあるだけでは無理で、やはり楽譜の理解とテクニックが必要だと思います。演奏する上での留意点はコラムにあげますので、ご覧ください。
当日はファツィオリ製のピアノを全員が弾いて、それぞれの個性を楽しみましょう。