4月11日(火)10時より第1回ショパン勉強会を豊洲シビックセンターホールで開きます。有名なノクターンop.9-2を皆で弾いて、ノクターンの甘美な旋律の歌い方、感情の起伏の出し方、美しい和声の構築、それを実現するためのテクニックを考えていきたいと思います。
ベートーヴェンの晩年の頃、ピアノという楽器が確立したのですが、ショパン、シューマンらはピアノの機能を駆使して感情が表出された曲を作り上げていったと思います。だからこそ、打鍵の方法、鍵盤からの離し方、ペダリングなど多岐にわたるテクニックを知っていることが曲作りに必要になります。
バッハやモーツァルトの楽譜をいつも手元に置いていたショパンが、先人たちの遺産の上に、ピアノ独自の魅力を、彼のイマジネーション、気性を織り交ぜつつ作り上げたと、この頃痛感しています。是非、ピアノと親しんで楽器の機能をフル活用できるようになりたいものです。
今回、豊洲シビックセンターホールのファツィオリ製ピアノを使用します。どのようなショパンになるのか、それも興味深いです。